リニア中央新幹線にいけずな妨害!?


2017年12月29日

 平成29年師走は18日朝のことでございます。
 当落書大学の若手スタッフB君が息せき切ってオフィスに飛び込んで参りました。開口一番

”ハァー!ハァー!ハァー!学長先生!リニア中央新幹線で、何やら妨害事件どっせ!”

との発言でございます。

 この発言に私そして朝早くから出勤していたスタッフ一同口をあんぐり、寸秒の静寂の後、オフィス内は会話の嵐となりましてございます。お聞き下さいませ。

私:「B君!どんな妨害事件???」
B:「今朝視聴していたテレビが

”リニア中央新幹線に、ゼニ困窮者がいけずな妨害”

という報道をしはったんどす!」
私:「B君!ここは神聖なオフィス、仕事の場だよ。落ち着いてきちんと日出る国の言葉でしゃべりなさい!」
C:「ゼニ困窮者って僕達落書大学のこと!?
落書大学は学生さんから授業料を取れるような大学でないし……、運営経費は寄付金頼り、洛都からの補助金頼りなんだからなぁ……」
D:「テレビ放送では

”ゼネコンが違計業務妨害をした”

と言ったのではないかなぁ……」
E:「そうだ!そうに違いない!あわてん坊のB君が”ゼニ困窮者がいけずな妨害”と聞いたんだよ……」

ということで一件落着でございました。
 ここでおせっかいな発言でございますが”いけずな”とは意地悪なという洛都の言葉でございます。

 ニュースではリニア・中央新幹線総工事費は大阪まで延伸と条件が変わったためでございましょうが、9兆3千億円と報じられてございます。
 不肖私めが報道などによって昨年の皐月の頃に承知しておりました総工事費は5兆5千億円でございました。この金額をもとに私め1年前は江戸町品川−尾張名古屋間のレールわずか1ミリ敷設するための費用は1万円の大金と見積もったのでございました。

 私めが大いに案ずるところは完成時には

 ”資材の高騰、人件費の大幅アップ、想定外の出来事などさまざまな予期せぬ事態によって総経費16兆円”

なんてことにならないでしょうね。
 平成30年度国防予算は5兆円少しとされてございます。このことを考えましても大変な経費でございましょう。

 話、変わりますが2020年東京オリンピック・パラリンピックの関係予算、どの関係の予算であったかも殆んど失念してございますか、たぶん競技場建設費がだったと記憶しますが、これが当初の100億円が200億円となり、それがまた色々の止むを得ない事情により300億円というようになったと私めの脳味噌覚えてございます。

 お上(かみ)からのお金が期待されるとなりますと、決まって

”ボチ、ボチ、ボチ、ボチ”

とやるわけでございます。最初から380億円と申しますと、相手にされませんので恐る恐る98億円と申し出て、”それぐらいなら”と首を縦に振ってもらうと

”ボチ、ボチ、ボチ、ボチ”

とやるわけでございます。
 この”ボチボチボチボチ主義”何とかならないのでございましょうか。

 それはさておきまして、大変重要な問題、考えようによっては大変大きな問題がございます。
 リニア中央新幹線品川−名古屋開通後の僅か30年後(大阪延伸から数えると15年後)の2060年頃、そしてまた大阪延伸後の僅か15年つまり今から約40年後

 “あぁ、あぁ、あぁ、人々は3次元仮想空間で楽しく過ごしAIロボットちゃんが人々のために最高の生活空間を作っている!”

 “人々は4畳半〜8畳ぐらいの応接室で現実とほとんど変わらない仮想3次元空間を楽しむでしょう”

 “スポーツ好きな人はサッカーや野球を心ゆくまで楽しむでしょう”

 “冒険好きな人はアフリカの密林に出かけることができるでしょう”

 “スポーツや冒険で心地よい汗を書いて、すっかり空腹を感じましたら仮想空間のレストランにお好みのメニューをオーダーしましょう”

 “現実のレストランからの食事がドローンに乗ってあなたのお家(うち)に届くでしょう。ロボットちゃんが準備してくれたテーブルの席にあなたは満面の笑みでつくでしょう”

”リニア中央新幹線に乗りたいと思う人は殆んどいない!利用者が少ない!廃線止むなし”

ということにはなりませんでしょうね!?

”山紫水明の国とうたわれる愛すべき日本の山河にムゴタラシイ傷跡を残しての撤退止むなし”

とならないでしょうね!

 リニア中央新幹線に関わるJR東日本のお偉方、有識者と呼ばれる大先生の皆さん方、胸を張って堂々と私めにお答え下さいませ。……私めが安心致すために、伏してお願い申し上げます。

2017年12月29日
笠原正雄




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